*身体論ノート*

自分らしく生きる 身体と心の整理術まとめ

睡眠とピラティス

すべての人間は野性人

1万年前まで遡ればすべての人間は野性人だった。

 

極論ではありますが、人類は自然な環境の中で進化を遂げて、今日の人間になっているわけです。

 

そして、今もその同じ遺伝子で生かされているわけで。

つまり私たちは野性で暮らすように設計されてきたのです。

 

19世紀に入り「白熱電球」が発明されると「世界から夜が消えた」と呼ばれるように24時間社会が生まれました。しかし、自然なリズムを無視した生活がはじまり、いわゆる「現代人」が誕生したのです。

 

文明に飼い慣らされたような生活は病気や不幸をもたらしまします。

人間は本来しなやかな動きが得意だし、目新しいものや多様なものが好きで、広々とした場所を好み、なにより人を愛するようにできています。

 

最も重要な事実として、人間には自己治癒力が備わっていて、体はみずから病気を治せる力があります。

つまり、生活上の労苦やストレスから体を回復させる複雑に入り組んだ機能

ホメオスタシス(恒常性維持機能)」が備わっています。

 

この自然による設計を無視してきた代償が心臓疾患、肥満、うつ、そしてがんなどです。しかし、個人レベルでもこれらの病気を予防することはそれほど難しいことではないはずなんです。

「進化が磨き上げた自己修復能力」を働かせるために、生活習慣をあらためていくことで、シンプルに現代でも簡単に実践できることがたくさんあります。

 

現代は自己啓発書を読み漁ったり、いくつものジムに会員になったり、サプリを飲んだり、とにかく今の生活に足し算をしなくては「幸せ」「健康」に慣れないと思い込んでしまうようにできています。

 

全ての動物は人間より賢い

野生動物をつぶさに観察すれば、その動物が本来か、環境に適応する力を備えているこことがわかります。

 

野生動物は問題に直面したときハウツー本やインターネットから印刷したマニュアルを読むこともできないけど、いざその時が来ると何も知らないはずの問題解決の込み入った手順をすべて完璧にこなします。

 

マニュアルはいらず、体内のホルモン、脳が起こす本能的な知恵です。それは動物に限った事ではなく人間にも備わっているということです。

 

私たちを取り巻く病気の大半は「文明病」といえるのではないでしょうか。

現代人が苦しむ病気のほとんどが存在しない野生生活をする、人間の遺伝子に沿った生活をすれば文明病に悩まされることも少なくなるのではないでしょうか。

 

進化がもたらした人間の設計に敬意を払う、それがピラティスさんのいう

Return to Lifeにもつながってくるのだとおもいます。 

難しいことに感じますが、シンプルな方法を実行することでそれが可能になります。

 

そのひとつが「睡眠」をみなおすことです。

 

Whole Body Health could be achieved through exercise, proper diet, good hygiene and sleeping habits, plenty of sunshine and fresh air, and a balance in life of work, recreation and relaxation.​

健康=「幸せ」は、運動、適切な食事、良好な衛生状態と睡眠習慣、十分な日光と新鮮な空気、仕事、レクリエーション、リラクゼーションのバランスによって達成されます。​