身体と心のバランスを保つ小さな車輪と大きな車輪。

身体の原則を学んで、心の原則を学んで実践する。身体や心の扱い方を知ってコントロールする。お金、人間関係などすべての事は正しく学べばある程度コントロールできると思います。

2019年は会社を辞めてフリーランス＆開業しました。

「自分の城を持つ」みたいな野心はあまりなかったのですが、

お金や仕事にも原則があること、それに従って実践をすればある程度のコントロールができるはずという思いで、身をもって実践をして自分のスキルにしたいという気持ちが動機でした。

コーチングなどで活用される「バランスホイール」というものがあります。

人生を車輪に例えて、それぞれのゴールを設定しそれぞれにうまく回る事。自分なりのそれぞれのゴールを設定していくための概念です。

ピラティスをやっていると身体に没頭して、身体を通してしか健康になれないような思考になりがちです。

しかし、身体に表面化している問題は実は家族関係のストレスや、お金の不安から来ているとします。物理的に身体から介入してそのストレスを解消することは可能ですが、それでも本当に腹の奥底で何かが改善したとは言えないときもあります。

せっかくピラティスをやって自分の身体や心の癖や良い部分にも気づけたからこそ、日常生活の中でクリアできていない、理想的な状態ではない領域のゴールをすこしずつ達成していく事にチャレンジしてみたい。

身体以外の領域を改善することで身体の問題が改善する。

それは、「必要があってやる」というチャレンジのような義務的な感覚ではないかもしれません。

「そうした方が自然」という自分にとって相手にとってスムーズに流れるという形、感覚、そうしたいと思える方向が見えてくる。

その自然な行動の結果としてバランスホイールの回転がスムーズになったらさらに良いですよね。

健康なら働けます。働けばお金が入ります。お金があれば趣味ができます。趣味ができれば友達ができます。友達の先には家族ができます。家族ができれば一人の問題ではない、社会が良くなる方向を見ます。これをWell-beingというのでしょうか。

一般的に「身体」とは物理的ないわゆる筋肉、骨格などをいうかもしれません。

しかし、身体は家庭環境や食事の影響も受けます、お金にも、趣味にも影響を受けます。

このお金や人間関係や趣味やすべてをひっくるめたバランスホイールを小さく現象化したのが人間の身体（肉体）であり、

ピラティスを実践していくということは、

内側の身体（肉体）というバランスホイールをコントロールできるようになり、

外側の身体（バランスホイールに書いてある領域）を、自然により良く流れるようにしていくものだと思っています。その力があるメソッドだと思います。

そう実感できたからこそ、社会における「仕事」や「お金」のゴール設定をして原理・原則を学んで実践していくことは、ピラティスの実践と同じだと考えました。

2019年はそれを行動に起こせた年でした。起こせたというよりも気が付いたらそうしてたというほどです。

仕事とお金のゴールはまだ先になりそうですが、それは身体と同じだと思っています。1回やったからといって変わるわけではない。継続の先にふわっと何か変わったなってところに乗り上げるのかなと思います。

2020年は干支が一周して始まりの年。ねずみの「子」。終了の了にはじまりの一が足された漢字です。「陰極まって陽に転ずる」年と言われていますが、陰と陽が混在する年ともいわれています。

私は亥年。年男でしたのでこれまでの陰が極まって陽に転ずるための行動を起こす流れにあったのでしょうか。

2020年はオリンピックイヤーですが、前回の東京オリンピックとは違った運命をもった年回りのようです。やればやるほど成果がでた高度成長の日本と違い、やってもやっても育たないような年、だからこそ地道にやっている人が陽に転ずるタイミングで花開くそんな年のようです。

5Ｇの時代でネットやＩＴが飽和するからこそ実際の人や実際の場所が持つ価値が強くなってくる時代だそうです。

2020年からものごとの価値観が全く変わると言われています。2019年までに極まってきた計画や思いをその波に乗って表現してもよいのじゃないかと思います。

2020年も身体というネットやＩＴに無い現実にある価値を探求していきたいと思います。

＊身体論ノート＊