ヨガ・ピラティスの効果
【ヨガ・ピラティス実践者向け】身体を変える秘訣とは?○○の視点を持つこと。
こちらの動画で話した事の解説をしていきます。
ブラフマンとアートマン
動画ではヨガ・ピラティスをやっているときの意識状態の説明をしてみました。
これは古代のインド哲学の「ブラフマン」(梵)「アートマン」(我)というところからヒントを得ています。
おもちゃのロボットは「肉体」を表しています。
何かの意図がなければ、歩きだしませんし、真っすぐにしか進まず、方向を修正することができません。ただの乗り物です。肉体は操縦士である「思考、感情、理性」などの影響を受けます。
操縦士は「思考、感情、理性」とします。
思考、感情、理性は肉体に影響を与えます。多くの人がこの思考、感情、理性にとらわれて身体を扱ってしまうため、思考や感情に流されるままに身体を扱ってしまします。
あなた自身は「アートマン」(真我・魂)と呼ばれるもので、自分の本体というべきものです。ロボットと操縦士をリードすることができます。この観察者がいなければロボットが歩く道を間違えた時行き先を変更することができません。
はじめての道を歩くときに瞬間瞬間に学びながら操縦管を細かくコントロールするのは操縦士の役割です。
操縦士は運転に集中しているので、自分の「行き先が正しいか」や「周囲との距離感」「進む道のコンディション」など自分をとりまく情報に気づけないのです。
この観察者は自分をとりまく全てを観察している存在です。
このロボット(肉体)操縦士(理性、思考、感情)あなた(観察者の視点)の3つと生活や環境、運命は一体なものです。どれを切り離してもうまく動くことができません。
効果が出ない原因は意識にあり!?
ヨガ・ピラティスなどボディーワークの効果として運動効果・体操効果、修正効果、瞑想効果というように大別できます。
動画の中では
「意識→身体」という方向で得られるのが運動・体操効果。
単純に身体を動かすことによって物理的に、運動が起こったことに対しての身体の生理的、筋骨格的な反応です。
「身体→意識」という方向で自分を修正できるのが修正効果
意識を身体内部の感覚に向けられることができ自分のアンバランスに気づくことができる状態。呼吸や姿勢、身体感覚を必要とします。
「観察者の視点」と説明したのが瞑想効果です。
ピラティスは止まって瞑想をすることはありませんが、同じような意識状態になることがあります。今行っている動きや感覚が正しいか、間違った道に進んでいないか?身体の中に今までと違った感覚を感じる事ができないか?
観察者の視点をもつことで、思考や感情、理性と自分を切り離して、「今、ここ」を感じ適切な判断を下せるようになります。