キューイングの難しさ
ピラティスはシンプルに伝え、自ら気づく力を育むことが大切だと思っている。
シンプルに伝えるという事はどういうことなのか。
「しゃべりすぎず、触りすぎず、、、」
というように考えると「~しないように」という方向へ意識のベクトルは向かう。
これは自分が伝えたいことに蓋をして制限をかけているようにも感じる。
「しないように」なにかを「する」ことは矛盾している。だから頭が混乱する。
シンプルということは、その伝えたい、やって欲しいことを1つの言葉、タクタイルなどで修正ができるように「選択」することなのかも。
頭の中にある選択肢から常に最適な解を見つけ出し、「選択」して言葉、タクタイルにする事。
単純に言葉数を少なくする事も大切だけど、
そこにはクライアントがどういう状況か常に把握ができていることが不可欠。
その言葉でクライアントが好ましい動きをしたのか?をしていないか?
最適な選択になったかどうかが、クライアントの反応から自分で評価できる。
僕の場合はシンプルと、選択を続けて考えすぎて、逆に複雑になって、、、
難しく考えさせてしまったり、後でクライアントに質問を受けて1から説明しなおすという機会もある。
思ったことを素直に伝える、それが一番「シンプル」なのかもしれない(>_<)