*身体論ノート*

自分らしく生きる 身体と心の整理術まとめ

複数の人から学んだ方が良い?

習い事全般に言えることですが、ピラティスは特にひとりのインストラクターにずっと教わるということは少ないかもしれません。

 

むしろ、2名~3名のインストラクターのグループレッスンを受けるというのが通常かもしれません。

 

プライベートレッスンを提供している私ですが、受けてくださるクライアントさんにも様々な身体の見方を体験してほしいと思っています。

 

教えてくれるインストラクターにどんな「良さ」があるのか是非楽しんで欲しいと思います。

 

身体的に動きが綺麗で目標にしたい

感覚を伝えるのがとてもうまい

きついエクササイズでもやりやすく感じる

 

とか、インストラクターの経験、フォーカス、得意な分野にはやはり違いがあります。

 

しかし、複数のインストラクターのレッスンを受けておちいりやすいのが

 

「正しい」「間違っている」で判断をしてしまうことです。

 

あのインストラクターはこう言っていた、ここは違うと決まりごとを守ることがピラティスだと思いがちです。

 

もちろん、はじめは決まりごとができたという実感がなければ進歩、成長しているかもわかりません。まずはそこがスタートになるかと思います。

 

でもピラティスを正しくやることよりも

 

“自分のからだがより良くなること”がピラティスのゴールであり最重要だと念頭に置いておくとピラティスの見えかたが変わってきます。

 

経験年数の長い伝統的なピラティスのインストラクターもたくさんいらっしゃっいますし、若いインストラクターも情報が新しく洗練されていて知識を組み合わせたハイブリッドなインストラクターもたくさんいます。

 

それぞれに良い点があります。

 

だからこそ、レッスンを受ける側は自分自身の心と身体への“素直さ”がとても重要になってくるのだと思います。

 

自分自身の心、身体が心地よいのか、悪いのか

流れがあるのか、ぎこちないのか

成長する感じがあるのか、または緊張から解放されたのか

 

インストラクターに正しい、間違いを求めるのではなく自分の心と身体がどう感じているのか。自分の感覚という軸を持つことが大切です。

 

そして、ある程度“したたか”でないと「混乱」が生まれてしまうかもしれません。

 

実際、僕自身が“正直すぎる”人間なのでピラティスに置いて大変迷った点でもあります。

 

“したたか”というのは、良いところは取り入れて、違っていると感じたところは(言い方はあまり良くないですが)目を瞑るということです。

 

というか、極論を言えば判断しないということです。

自分のからだにとって必要だ!という動きや感覚をいろんな先生の良いとこ取りで成長していければ良いのです。

 

私自身、クライアントさんのこのような考え方や認知、思考のバイアスを元に戻して、自分のからだの感覚に気づいてもらった時が、セッションをしていて楽しい、良かったと感じられるところです。

 

“素直さ”であるか“したたか”であるか自分にピンとくるスタンスで複数の先生の良いとこどりをしてみてください。