*身体論ノート*

自分らしく生きる 身体と心の整理術まとめ

小さく前向きな話を重ねよう!

新型コロナウィルスの話題で持ち切りの世間の状況です。


本日も通常通りクライアントさんがいらっしゃいました。

 

70歳を超え癌を患われたクライアントさん。月に2回ピラティスのレッスンに来てくれています。


6回にわたる抗がん剤治療を行っており本日は4回目が終わったところだそうです。


見た目や実際の身体の機能で大きく変わったところは見受けられず、副作用もほとんどないとのことでした。

 

そのクライアントさんともコロナの話題になりました。

 

治療中は抵抗力も下がり感染症を気にされていると思いきや、ほとんど気になさっていない様子でした。

 

というのも、すでに癌という「死」と直面するくらいの大病をしているから怖くないそうで、

 

「そのくらいのことを恐れて外出をしないとか、過剰に反応すること自体がむしろ今の身体にはよくない。特に年配になると運動しなくなり内にこもって気持ちの面でもよくない。」


とのことでした。(もちろんマスクや手洗いなど最低限の用心はちゃんとされています。)

 

「死を目の前にしたら世界の見方が変わって、目に映るものの見え方が違うんです。去年よりも桜をみるのが楽しみで。」


「こんなことははじめてですが、女房は...私はとっくの昔からそうよ...と言ってましたよ。」とちょっと恥ずかしそうに仰っていました。


癌になってから仕事一貫のライフスタイルを変え、今までやりたかった音楽やピラティス、奥様との時間をとることができて新しい人生を送っていますとのこと。


まさに、今起こっているコロナ騒動は地球の癌。世界の人々に投げ掛けられた問いかけなのではないでしょうか。


今までの在り方を振り返り改めたら、今まで忘れていた喜びを取り戻せるかもしれません。


大きく後ろ向きなニュースを受信した分、小さくても前向きな、目の前の喜びを積み重ねたいです。